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1.有限要素法(FEM)による数値シミュレーション(ソフト販売) |
パソコンで手軽に使えるFEM解析ソフトを提供いたします。
以前は主に大型電算機で行われていたFEM解析は、最近ではパソコンでもその著しい性能向上によって実用レベルで行えるようになった。
約50年前に米国の航空機メーカーで航空機構造の強度解析のために初めて実用レベルで適用されたFEMは、その適用分野を構造強度解析から流動解析、熱伝導解析、溶接熱処理・板金成形等の加工解析などへと拡げ、CAEあるいは数値シミュレーションという技術分野の一翼を担っている。
今回提供するFEMソフトは航空機の構造部品の強度解析、ロケット溶接部の熱変形や残留応力の解析等に主にMS-DOS上で使われていたものをWindows用に改版したものです。
いずれのソフトも実務で使用しつつbrush upされたもので、使い勝手など充分考慮されています。
FEMの学習、導入検討、小規模解析などにご活用ください。
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表1 FEM販売ソフト一覧
ソフト名称
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解析法
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概要
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発売時期
価格
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備考
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MAHFEM-T V1.1
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2次元弾性応力解析
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三角形1次要素、平面応力/平面ひずみ、直応力、主応力、変位、プリプロセッサ(要素自動細分割ソフト別売)、ポストプロセッサ(等応力線図など) |
販売中
¥3,000
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テンキーだけで簡単操作、
解析ステップ表示 |
MAHFEM-Tq V1.1
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2次元弾性応力解析
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四角形1次要素。他はMAHFEM-Tに同じ。 |
販売中 \4,000
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テンキーだけで簡単操作 |
MAHFEM-Td
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2次元弾性応力解析
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四角形1次要素と三角形1次要素の混合状態で解析可。他はMAHFEM-Tに同じ。 |
近日発売予定
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テンキーだけで簡単操作 |
MAHFEM-U
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2次元弾塑性応力解析
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ミーゼス降伏条件、弾塑性変位、永久変形、直応力、主応力、プリ/ポスト処理 |
未定
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開発済 |
MAHFEM-V
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2次元熱弾塑性応力解析
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熱応力、熱変形、残留応力、永久変形、三角形/四角形1次要素/混合、プリ/ポスト処理 |
未定
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開発済 |
MAHFEM-X
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2次元定常熱伝導解析
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境界条件:第1〜3種、わき出し、熱源の移動可、プリ/ポスト処理 |
近日発売予定
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開発済。熱源が移動する溶接部の解析可 |
MAHFEM-Z
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2次元非定常熱伝導解析
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時間依存解析。他はMAHFEM-Xに同じ。 |
近日発売予定
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開発済 |
MAHFEM-Y
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3次元熱弾塑性応力解析
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四面体/六面体1次要素。MAHFEM-Vの3次元版。 |
未定
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開発済 |
MAHFEM-\
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3次元定常熱伝導解析
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四面体/六面体1次要素。MAHFEM-Xの3次元版。 |
未定
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開発中 |
MAHFEM-]
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3次元非定常熱伝導解析
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時間依存解析。他はMAHFEM-\に同じ。 |
未定
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開発中 |
MAHFEM-]T
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3次元弾性応力解析
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四面体/六面体1次要素。MAHFEM-Tの3次元版。 |
未定
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開発済 |
MAHFEM-]U
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3次元弾塑性応力解析
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四面体/六面体1次要素。MAHFEM-Uの3次元版。 |
未定
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開発済 |
MFM1DRF1 V1.1
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要素自動細分割(三角形1次要素)
(プリプロセッサ)
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三角形要素を材料特性とも関連づけて自動細分割 |
販売中
¥1,500
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細分割回数無制限 |
MFM1DRF1q V1.1
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要素自動細分割(四角形1次要素)
(プリプロセッサ)
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四角形要素を材料特性とも関連づけて自動細分割 |
販売中 \2,000
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細分割回数無制限 |
MFM1DRF1d
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要素自動細分割(三角形/四角形混合1次要素)(プリプロセッサ)
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三角形/四角形混合要素を材料特性とも関連づけて自動細分割 |
近日発売予定
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細分割回数無制限 |
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(注)1.価格には消費税を含む。
2.プリプロセッサ(要素自動細分割ソフト)は別売。
3.MAHFEM-Tの適用例を図4、図5に示す。
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[1] 開発環境 |
32bit BASICコンパイラーによる独立型実行形式プログラム。
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[2] 動作環境 |
対応OS:Windows98/2000/Me/XP/Vista/NT(いずれも日本語対応版)
CPU:Pentium又は同等品で150MHz以上が実用的
メモリ:128MB以上を推奨
ハードディスク容量:表1の各ソフト(マニュアルを含む)につき数MB程度
ディスプレー:1024x768ドット以上(フルカラー)を推奨
印刷:Windows対応プリンター
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[3] 特長 |
(1)
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テンキーだけで簡単操作
プログラム起動後はデータファイル名の入力以外はすべてテンキーだけで操作 |
(2)
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効率的メッシュ生成(プリプロセッサ)
粗い基本ブロックを作成し、この細分割を繰返して所望のメッシュを得る。 |
(3)
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ポストプロセッサの充実
約20種類のポスト処理が可能(図4、図5に代表例を示す) |
(4)
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節点数は無制限
32bitのWindows対応なので、メモリの許す限り節点数を確保できる。 |
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[4] 購入方法 |
購入ご希望のソフト名称をEメール(フォーム自由,氏名とメールアドレス明記)でご指示ください。折返し購入方法をEメールでご連絡いたします。
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[5] その他
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(1)本ソフトのマニュアルを読むにはMS−Wordが必要です。OpenOffice Writerでも可です。
(2) Windows,MS-Word及びMS-DOSはマイクロソフト社の登録商標です。OpenOffice Writerはサンマイクロシステムズ社の登録商標です。
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2. 高速検索システム[開発中] |
膨大なデータの中から必要なデータを瞬時に抽出できる検索システムである。
リレーショナルデータベースなど通常のデータベース検索では,条件に合ったデータをISAM等の方式により順次抽出するが,本システムではIRAM方式により目的のデータに直接アクセスして抽出する。
きわめてシンプルなシステムであるから,データベースやデータバンクと言った大規模なものではなく,人名簿,写真,工事番号,メモ帳など日常密着のデータ整理に手軽に使えます。
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3. 材料・加工データベース(エキスパートシステム)[計画中:下図は航空機対応の概念図] |
このところ自動車,航空機,ロケット,原発などの基幹産業製品において,重大な不具合(トラブル)の発生や,それによる人身事故がしばしば報告されている。
原因としては,技術伝承,人材育成,人事管理など企業運営の要となる事項の不備,あるいは外力利用の拡大等による情報伝達の不完全など,いろいろと言われている。これらの中でも人材育成は「企業は人なり」と言われるように極めて重要なものであり,これには技術伝承が深く関わる。技術伝承は本来非常に難しいものであるが,最近ではリストラ,外力利用拡大,生産活動の海外移転などによって益々困難になってきている。
本システムはその技術伝承を支援するものであり,当面は金属部品の材料・加工技術について構築を進める。生産活動を通じて蓄積してきた技術データ,知識,経験等の情報をコンピュータに入力して各種のファイルを作成する。これに対して設計に必要な事項を入力すると,各ファイルから関連するデータを抽出して,推論機構(人口知能利用,等)の働きによって設計要求を満足する材料・加工方法選定のための情報を創成して行動指針を付与する。すなわち材料の規格や特性などのスタティックなデータだけでなく,材料調達・確認試験方法,コスト,適正な加工条件や加工工程,内作/外注の判別などダイナミックなデータをも提供する。
これまでにも各所で材料・加工に関するデータベースは数多く作られているが,ほとんどのものは入力してあるデータを検索・抽出する機能を有するのみで,真の意味での設計支援には対応できていない。本データベースは従来の材料・加工データベースの限界を打破するものである。
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